育毛剤は毛根まで浸透しません。

育毛剤が毛根まで浸透する様に、TVや雑誌ではもはや当然のことのように宣伝されていますね。

育毛剤=浸透という考え方です。

確かに育毛剤は頭皮に付けると髪にハリコシが出たように感じますよね!

しかし実のところ、この「浸透」というのは錯覚で、けっして毛が太くなったり、毛の量が増えたりしてハリコシが出たのではなく、髪自体に何らかな成分を含ませたり、コーティングさせたりしてハリコシを与えているのです。

育毛剤の浸透は「角層」までです。では「角層」ってどこ?

以下皮膚の構造を模式的にあらわした図になります。
「角層」とは、以下の図で言う「角質層」と表記されている部分です。

ちなみに「角層」厚さはラップと同じ厚さ位と言われています!

数字にしておよそ0.01mm~0.03mm程度

 

あくまで皮膚表面の角層までしか浸透はしないので、その角層の下で細胞分裂している「基底層」や「繊維芽細胞」まで成分が届くことは、基本的にありえないのです。

これは化粧品の管理を行っている「薬事法」という法律でも決められており、化粧品や医薬部外品の成分として角層より深く浸透していくことを広告するとそれだけで法律違反で罰則を受けることになっています。

「頭皮」というものがなんのために存在するのか?

医薬学の基本として「皮膚」とは「障壁」です。

外物質が体内に侵入してくることを防いでくれる「バリアー」こそが皮膚なのです。

皮膚角質層の細胞の間には細胞間脂質(セラミド)と水分の層構造(ラメラ構造)があり、「油」も「水」も通れません。

たとえ油と水を混ぜるために界面活性剤を作用させたとしても、層状構造になったラメラ構造をすべて突破するには高濃度の界面活性剤を数時間塗布しておくなど、通常の生活ではあり得ない条件を揃えなければいけません。
化粧品や医薬部外品に配合されるごく少量の界面活性剤では、角質層を突破して成分を肌の奥(真皮より奥)まで届けることはほとんど不可能なのです!
逆を言えば皮膚というバリアをおいそれと破ってしまう化粧品があったとしたら、それは大変危険なことなのです。
皮膚内部はとてもデリケートな組織ですから、肌荒れや免疫低下やアレルギーが怒涛の如く降り注ぐことになってしまいます!


 

 

育毛剤を販売する美容メーカーで、「毛穴」は真皮を貫いているので、毛穴から成分が染みこんで皮膚内部に届く!というふうにおっしゃるメーカーがおられます。
確かに毛穴は皮下組織までつながっていますので毛穴から成分が入っていってもおかしくない…と思うのも無理はありませんが、しかし残念なことに、毛穴から成分が入っていっても、それは皮膚の細胞組織にはほとんど届かないのです。

まず薬学の基礎として毛穴からの薬物の吸収は無視されます。

簡単に言えば、皮膚表面の面積に対して毛穴の面積は極小さいため、毛穴から入っていったとしてもその影響は無視できるほど小さいと考えるようです。

(そもそも毛穴内部も脂質が蓋をしているので吸収はほとんどないのですが・・・)
また、もし本当に入っていったにしても、その成分は細胞に染みこんでいくのではなく
そのまま毛細血管に侵入し、毒素としてデトックスされるようになっているのです。
つまり毛穴からの成分の吸収はまず無視されるほど少なく、さらに入っていっても皮膚の細胞分裂には寄与しない…ということが言えます。
ですから頭皮に育毛剤を塗布しても、肌表面からも毛穴からも成分が内部に入っていくことはほとんどあり得ないことということになります。
でも、美容メーカーなどは、毛が生えるような過大広告をし、それに騙されている美容師さんがおられるのです。

 

もう一度、言っておきます。

美容メーカーが出している育毛剤で毛が生えてくるものは絶対ありません。

例え本当に毛が生える高級な成分が入っていたとしても化粧品及び医薬部外品ならばその効果はほとんど無視できるほど小さいものでしかあり得ないのです。

毛が生えると言えるのは医薬品のみですので、騙されないでくださいね!

※参考資料:かずのすけの化粧品評論と美容化学のぼやきから

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  • 代表福田が毛髪化学を学んできたメーカー経歴    資生堂          アリミノ         サイオス         アイコウル        パイモア         モアコスメティックス   マニックパニック     日本フラスコ       R・JPN

  • 公的職業訓練校      職業人講話専属講師    

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